味噌汁

日本の食卓には、白米を炊いたご飯と味噌汁がよく似合います。味噌の食欲をそそる香りと、濃厚ですっきりとした味噌汁の味わいは白米のシンプルな美味しさによく合います。

日本人の健康を支えてきた味噌汁の素晴らしさと、そのレシピを再確認していきます!

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味噌汁とは

味噌汁

味噌汁は、日本料理の中で最も日常的に食べられている料理の一つです。スープ料理としても、「ミソスープ」として世界的に名を知られています。

二種類以上の具材を入れるのが一般的で、野菜や海藻などを積極的に摂取できるのが味噌汁の特徴でもあります。


味噌汁の歴史

味噌汁が食べられるようになったのは、室町時代の頃であると言われています。

味噌汁に使う味噌は、古代中国から伝わってきた「醤(ひしお)」と呼ばれる調味料の「草醤(くさびしお)」の製法が洗練されて生み出されたものと考えられています。

味噌は、調味料としてよりも保存食としての需要が高く、戦国時代においては兵士の糧食には欠かせないものとなっていました。

味噌汁も戦国時代を経て各過程に普及し、日本を代表する料理の一つとして発展していったのです。

インスタント味噌汁の原型

味噌汁は、スープ料理の中でも手軽に作れる部類に入る料理です。これは、戦国時代の糧食として味噌が扱われていた頃からの流れを汲んでいます。

戦国時代に重宝された糧食の中に芋茎縄というものがあります。これは里芋を縄状に編んで味噌で煮しめたもので、刻んで煮込むと里芋の味噌汁が出来上がるという携行食品です。

芋茎縄は時間との勝負になる戦場では早く食べられる食品が重宝されていたからこそ生まれた食品であり、現代のインスタント味噌汁の原形であるといっても過言ではないでしょう。

味噌汁の利点

味噌汁

スープ料理は主食や副食を食べやすくするための料理として発達しましたが、それ以上に味噌汁は「複数の食材を効率よく食べる」為の料理として発達しています。

例えば豚汁やけんちん汁のように、複数の野菜を具材として入れる味噌汁は多くの食品を摂ることが出来る理想的な献立となるのです。

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味噌汁を見直す

最近の日本人の食生活においては、「味噌汁を飲まない」と言う人が増加傾向にあるようです。その理由として「食生活の欧米化」のほかにも「作るのが面倒」とか「塩分が気になる」といったものがあるようです。

しかし、本当に味噌汁は作るのが面倒で塩分過多なのでしょうか?

味噌汁は出汁が肝心

味噌汁において重要な要素になるのは間違いなく出汁です。しっかりと出汁をとれば塩分を控えめにしても充分美味しいのです。それに摂りすぎた塩分は、カリウムを必要量摂取していれば、体外に排出されるようになっています。

本来は、しっかりとした作り方で味噌汁を作っていれば塩分過多を気にする必要はないのです。

たんぱく質豊富な味噌汁

また、味噌汁は肉食に馴染みのなかった頃の日本人にとっては大事なタンパク源となっていたことも見逃せません。

中国の偉人である孫文は著書に「大豆は畑の肉なり されど肉の害は無し」と記しているように、味噌の原料となる大豆には豊富なたんぱく質が含まれています。そして、味噌汁に納豆を入れた納豆汁は牛肉に匹敵するほどのたんぱく質が含まれています。

つまり、畑の肉である大豆を発酵させた納豆と味噌を入れた味噌汁は肉汁なのです。

味噌汁でたんぱく質を摂る利点

味噌汁

動物性のたんぱく質は、量を多く摂ることができますが脂肪分も一緒に摂取することになります。しかし、植物性のたんぱく質は身体の調子を整える栄養分を一緒に摂取できるのです。

それに、味噌には発酵によってビタミンや乳酸菌が含まれており整腸作用や老化防止などにも役立つのです。

また、味噌に含まれている大豆レシチンやイソフラボンはダイエットにも効果のある成分として注目を浴びているのも見逃せません。

味噌汁のレシピ

では、忙しい朝でも簡単に作れる味噌汁の作り方を紹介していきます。

手軽に本格的な味噌汁を作るためのレシピ

まず、時間があるときに昆布だしや鰹節だしをとって冷凍保存しておきます。

鍋に出汁を計5カップほど入れたら火に掛け、沸騰したら具材を入れて煮込みます。具材が煮えてきたら、味噌を鍋から掬った出汁で伸ばしながら解いていきます。

味噌が解けたら鍋の中に入れてかき混ぜ、煮立つ前に火を止めて塩加減を調整すれば出来上がりです。

もっと簡単に味噌汁を作るためのレシピ

「出汁を摂る時間も無い」と言う人は昆布や鰹節や煮干をフードプロセッサーなどで粉微塵に砕いて瓶に保存しておきましょう。

鍋に水を入れて沸騰させたら砕いた昆布などをスプーン一杯ずつ入れて煮立てます。色が変わってきたら具材を入れて、味噌を解いて味付けして出来上がりです。

味噌汁を作る時の注意点

味噌を入れてから沸騰させると味噌の風味が飛んで味気なくなってしまいます。また、ごぼうなどの火の通りにくい野菜を使うときは先に湯通ししてから煮込むようにしましょう。

乾燥わかめは水で戻してから2~3cm幅に切って入れます。

味噌汁に使いたい具材

味噌汁

植物性たんぱく質などの大豆の栄養分を効果的に摂取した場合は、豆腐+油揚げの組み合わせがお勧めです。油揚げはお湯で油を抜いてから使います。

血圧が気になる人はわかめ+豆腐の組み合わせがおススメです。

野菜不足でビタミンが足りてないと感じる人はニンジン+白菜+ごぼうの組み合わせで野菜を出来るだけを多く摂るようにしましょう。

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