サムゲタン

韓国のTVドラマで起きた韓流ブームの波にのって、日本にも様々な韓国料理が伝わってきました。

以前から人気の高かった韓国式焼肉店だけでなく、韓国料理専門店なども矢継ぎ早にオープンするほどの人気を博しています。そんな韓国料理の中でも、焼肉に並ぶ人気を誇るのがサムゲタンです。

中国伝来の薬膳料理の流れを汲むサムゲタンのレシピを紹介します!

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サムゲタンはどんな料理?

サムゲタン

サムゲタンは、韓国の国民的なスープ料理です。

鶏を丸のまま鍋で煮込んで取った出汁と、鶏のお腹に詰め込まれた薬膳食材の滋養が溶け込んだスープは、夏バテ予防の妙薬として人気が高いのです。

じっくりと煮込まれた鶏肉は、骨からすっきりと離れるほどに柔らかくなっており、軟骨の部分まで美味しく食べられるのです。


薬膳料理とは

薬膳料理は、中国の食文化が生み出した思想である「医食同源」に則った食材の組み合わせによる料理法です。

漢方薬の原料にもなる食材や、五行思想に則った身体を温める食材と身体を冷やす食材の組み合わせ、身体の弱っている箇所と同じ部分の食材を食べるなど、「医食同源」を身上とする薬膳料理には食で健康を保つための知恵が込められているのです。

サムゲタンの薬膳効果

では、薬膳料理としてのサムゲタンの薬効効果はどのようなものなのでしょうか。

生薬としても知られる棗やクコの実・松の実などは、滋養強壮や脂肪肝の改善などの効果があり身体の弱っている人には最適の生薬です。

出汁となるチキンスープには、風邪などの症状を緩和する働きがあります。そして、これらの食材は薬膳では「身体を温める食材」とされていて、発汗を促して暑気払いをするのにもってこいなのです。

サムゲタンの美味しさを支える鶏肉

烏骨鶏

サムゲタンを美味しいスープ料理として成立させているのは、なんと言っても鶏肉です。鶏丸ごとを鍋でじっくり煮込むことで肉と骨からうま味のエキスがたっぷりと溶け出ているのです。

本場韓国では、普通の鶏だけではなく幻の鶏といわれる烏骨鶏を使った贅沢なサムゲタンまであるのです。

烏骨鶏は普通の鶏を遥かに上回る栄養価を秘めた薬膳にぴったりの鶏なのです。

サムゲタンに欠かせない高麗人参

高麗人参

そして、薬膳料理としてのサムゲタンを支えているのはなんと言っても高麗人参です。高麗人参は「高麗人参を育てた土壌は、5年休ませなければ次の作物を育てられない」とまで言われるほどに、土の滋養を根こそぎ吸収してしまう植物です。

しかし、それ故に古来より高麗人参は不老長寿の妙薬として珍重されているのです。高麗人参は強い滋養強壮効果があるだけでなく、抗がん作用やインシュリンの分泌促進などの効果があることがわかっています。

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サムゲタンのレシピ

それでは、サムゲタンを家庭で作るためのレシピを紹介していきます。

現在では真空・レトルトパックされたサムゲタンも売り出されていますが、自分で作ってみるのもいいでしょう。

サムゲタン

用意する材料(1人分)

丸鶏…1羽分、高麗人参…1本、クコの実…2個、松の実…2個、干しナツメ…2個、にんにく…2片、ショウガ…1片、長ネギ…半分、栗…2個、もち米…60g、水…2リットル

日本産の鶏はサムゲタンには適していないとも言われていて、手に入るのであれば韓国産の鶏または烏骨鶏を使いたいところです。

高麗人参は薬局などで手に入ります。

サムゲタンの作り方

  1. まず、鶏はお腹を切って内臓を取り出して中をきれいに洗っておきます。内臓は鶏モツ鍋などに使えます。
  2. 洗い終わったら鶏のお腹にもち米・高麗人参・クコの実・松の実・干しナツメ・栗・にんにく・ショウガを詰め込んで切り口を楊枝などでふさぎ、タコ糸で縛って口が開かないようにします。
  3. 鍋に丸鶏を入れ、全体が浸かるほどに水を入れたら火に掛けて沸騰させていきます。沸騰したらアクを掬い、3時間ほどじっくりと煮込んでいきます。
  4. スープの量が減ってきたら水を足しておきます。
  5. スープが白くなるまで煮込んだら、鶏を引き上げ楊枝とタコ糸を外して、スープと共に土鍋に移し刻んだネギを入れて完成です。

サムゲタンのポイント

サムゲタン

サムゲタンは、鶏のエキスだけでも充分に美味しいのですが個人ごとの好みに合わせて塩コショウで味付けしてしまって構いません。

鶏肉はホロホロになるまで時間を掛けて煮込まれているので、スプーンだけで食べきることが出来ます。

また、煮込みの際に圧力鍋を使うと煮込み時間を大幅に短縮できて、濃厚なスープが出ます。

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