豚骨豚骨スープは、1980年代後半に全国に広まった九州ラーメンの影響で一躍定番スープとなりました。それまでは、鶏がらと一緒に使用されることはあっても、単品で使われることは少なかったのです。白濁した豚骨スープの登場は、瞬く間に全国のラーメンを活性化させ一大ラーメンブームを引き起こしました。そんな豚骨スープの魅力に迫っていきます! 豚骨の魅力とは何か豚骨は、鶏がらよりも濃厚な味わいのスープが取れるのが最大の特徴と言えます。ただ、不飽和脂肪酸の脂が出る鶏肉と違って豚肉の脂は基本的に飽和脂肪酸です。イベリコ豚などの高級ブランド豚の場合は例外的に、どんぐりなどを食べているためか脂肪の半分以上が不飽和脂肪酸になっています。脂肪分の高さや味の濃さから少々敬遠されがちなのが豚骨スープと言えます。 コラーゲンたっぷりで美肌効果!
豚骨には、鶏がらよりも多くコラーゲンが含まれています。コラーゲンは美肌効果があるだけではなく加齢から来る関節痛を和らげる働きまであります。人間は20歳を過ぎるとコラーゲンの合成能力が低下するので、豚骨は欠かせない食材でもあるのです。 深いコクと強い匂いの豚骨スープ
豚骨スープは、白濁するまで煮込むことで鶏がらスープよりも強いコクを内包します。しかし、その分独特の臭みが強く出てしまいます。この臭みは下処理の段階でよく水洗いすることである程度軽減できますが、完全に消すことが出来ません。ラーメンの場合香味油や付け合わせで匂いをマスキングする方法が取られています。しかし、この匂いこそが豚骨スープの魅力であると考える人も少なくありません。 豚骨スープの秘密九州地方のラーメンで使われる白濁した豚骨スープは、一昼夜炊き続ける作業と前日に取り分けたスープで出汁を取る「呼び戻し」と呼ばれる技法が特徴となっています。しかし、北海道の函館ラーメンは豚骨主体のスープなのですが、鶏がらスープ並みの透明感を持ったスープなのです。これにはどのような理由があるのでしょうか。 煮出す温度で変わる豚骨スープ
実は、豚骨スープが白濁するのには出汁を取る温度が大きく関わっているのです。九州ラーメンでは、沸騰させた状態で豚骨スープを作ります。豚骨から溶け出したコラーゲンは、高温化でゼラチンへと変化します。このゼラチンが豚骨から溶け出した脂肪を包み、水に馴染ませる乳化現象を起こすのです。このように乳化したスープは白濁状態になるのです。対して函館ラーメンは、スープを沸騰させないように煮出していきます。高くない温度では骨髄からコラーゲンが溶け出しにくく白濁しないのですが、コクは九州ラーメンほど強くはありません。しかし、その分臭みが少ないので塩ラーメンのようにスープ自体の味で勝負するラーメンにも適しているのです。 豚骨スープの作り方では、家庭で豚骨スープを作る方法を紹介します。豚骨スープは前述の白濁豚骨スープと透明豚骨スープの二種類になります。 豚骨スープ作りに使う豚骨は?
豚骨スープに使用する豚骨はいくつかあります。代表的なのは足関節部分の「拳骨」です。関節部分が拳のように見えることから名付けられました。他にはコラーゲンの多い「豚足」や、あっさりした「頭骨」、コラーゲンとうま味を併せ持つ「背骨」などが豚骨スープには使われています。 白濁豚骨スープの作り方
用意する材料
水3リットルに対し豚骨1kg、ネギ…2本、ショウガ・ニンニク…3片、玉ネギ…2個など 豚骨の匂いを取るために、野菜の量は多めにします。ニンジンやセロリを追加しても構いません。また、白濁した豚骨スープを作るためには沸騰した状態を保つ必要があるので水は多めにしておきます。 スープの下準備
まず、豚骨を10分ほど下茹でします。鶏がらよりも入念に下茹でを行い、アクを取り除いたら流水で血抜きと下洗いをします。拳骨はたわしでしっかりとこすり洗いしておきましょう。 白濁豚骨スープの取り方
透明豚骨スープの作り方
用意する材料
水1.5リットルに対し豚骨1kg、ネギ…1本、ショウガ…2片 白濁豚骨スープほど強く煮出さないので野菜類は控えめで構いません。豚骨の代わりに豚ひき肉を使って出汁を取っても構いません。 スープの下準備
豚骨を使う場合は下茹でして、アク抜きと血抜きを行います。下茹でが済んだら流水で水洗いし血が残らないようにします。 透明豚骨スープの作り方
豚骨スープの使い道は
透明な豚骨スープは、昆布だしなどと合わせて鍋料理に使ったりカレーのベースに使ったりできます。白濁豚骨スープは家庭でラーメンを作るときに使ったり、焼きソバに使ったり、たこ焼きやお好み焼きの生地を作るときに入れたりと、様々な使い方があります。 このページをブックマークする
|
|||
(c) 2007 soupedia.com All Rights Reserved. |
|||